+ ハウス名作劇場:赤毛のアン ★★★★☆ | around the secret

+ ハウス名作劇場:赤毛のアン ★★★★☆

 観るとはなしに、何となくGET出来てしまったので、部屋の掃除がてらにパソつけっぱで。
 それでも途中からは、掃除の手も止まり、妙にピュアな気持ちになってしまった。

 マリラやレイチェルさんが昔からの友達みたいに懐かしかった。
 子供の頃はアンの長広舌と無防備さにイライラして、観れたものじゃなかった。寧ろ、本の方のファンで。
 
 子供の頃に読んだ本だからか、ココロの故郷というか、自分のものの考え方の基礎になってしまっている。アニメ版を観ていてさえ、凄く安心する。共感する。
 善良さだとか、前向きさだとか、あの強烈な個性を以てして、「それで良いんだよ」と言っちゃってる話の展開とか。子供の頃の最初の指針は、「ああ在るべし」だったのかも知れない。
 多分、私は「なりそこないのアン・シャーリー」。

 若草物語だとか、パレアナブックスだとか、モンゴメリは、私の世代からしても古い考え方だと思う。今、初めてこれを観ていたなら、宗教か、宇宙語に聞こえるかも知れない。

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 モンゴメリとゆーーーと、似たシチュエーションで、想像力に富んだ頭の良い女の子が活躍するシリーズを、いくつか書いている。
 最後はみんな、「美人でもなく、従来の従順な理想的な女性でもない」主人公が、その個性でマドンナ的存在になるのだが・・・・・・・・何とそのうちの一人は「東洋の日本とかいう国から来たプリンスでさえも、求婚にやってくる」のである。
 あの時代、日本ッてのは、そんな扱いだったのか??

↓imgタグ使えないのねもーいーやこのままいっちゃえ。

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