+ ずっと何年間も好きなのである。【幻想水滸伝】 | around the secret

+ ずっと何年間も好きなのである。【幻想水滸伝】

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 先入観なしで、初めて1をやった時、途中から「とても良いゲームをやっているんじゃないか私」と思い、噛みしめるようにプレイした。
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 すぐに2を買いに行き、頭上数メートルまでハマった。
 無駄のないストーリーラインに魅せられ、話の辻褄が合い、登場人物達の運命が動く度、涙が出た。
 108人以上の主要人物が話す度、語られる度、色んな想像(妄想とも呼び)が膨らむ。
 小説は疎か、こんなゲームは初めてだった。
 キャラデザ担当が代わってしまい、前作に比べて顔的には少し面白味が感じられなくなっていたが、全体的に美形度がUPしたので、それもOK。←フッチやテンプルトンなんか特に。
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 3は、辛かった。
 話的に辛かったのではなく、私的に駄作だったからだ。
 反してゲーム雑誌の評価は高く、ゲーム雑誌の評価一般に不信感を持った。
  どこが幻水やねん
          と。
 神を殺すだとか、人間は創造者に愚弄されてるだとか、永遠の命の苦しみ だとか「アンタは誰やねん」と。
  アレは私には、ルックには見えなかった。多分スクウェアあたりから間違って紛れ込んで来ちゃったんだと思う。
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 そして4。
 ポリゴンだったからか、ヨン様に感情移入出来なかったものの。坊ちゃんや、2主の気持ちなら、痛いほど伝わったのに。

 海での移動が、単調で詰まらなかったものの。
 町の扉の殆どが開かなかったものの。
 もういい加減にドット絵に戻そうよと思ったものの。
 ロリ系ゲーム要員の声が同性には辛かったものの。
 声優さんが全般的に舞台喋りで、素人臭かったものの。

 スノウのダメっぷりと、アルドの存在で、私の中では3の汚名挽回。
 幻水のテーマの「地方戦争っぷり」と、「許し」とゆーのも健在で。

 ワタシが幻水に求めてるものって、それぞれの信念だとか過去を持った人達が一つ所に集まって、歩み寄ったり、気遣ったり影響を受けたりするサマが見たいだけなのかねぇ。

 スノウの存在は、良かったよ。
 「自分の実力のなさを認める事が出来ず、自己正当化しながら逆恨みしながら歪んでいく」っていうのは、良くあること。
 ましてや金持ちのボンボンで、当然のように与えられるものが多かった。
 彼の実力で持てる以上のものまで、持たせて貰っていた。それは人によっては不幸な事。
 学生時代はソレでも良かったんだけどね。
 このキャラを描いたコナミさんに一票。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、そろそろ仕事始めないと。


メーカー: コナミ
タイトル: 幻想水滸伝IV 通常版