非難される側の人間が鬼の首を取ったかのように言う、一発逆転のあの台詞。
「あの人、今、幸せじゃないんだね。自分が満たされていれば多少の事は許せるのにカリカリしちゃって。
可哀想な人だから許してあげなきゃ」
今の私はちょっと幸せだから、この逆が恐い。
自分の幸せに乗せられて、許しすぎる事。過去にされた事をウッカリ水に流してしまうこと。
私は忘れっぽいから、それで何度も同じ過ちを繰り返してしまう。ウッカリ許して、また騙されて。
幸せでも不幸でも、どっちにしても善悪モラルの軸がブレてしまうのは、あまりよろしくない筈なのにね。