around the secret -33ページ目
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+ 浪費してしまった。

 ワインに1万払ってしまった。カナダ産アイスワイン。

 一本は実家に持って帰ろう。(ワインより、日本酒のが好きそうだが)
 もう一本は、来年、引っ越しするから、そのお祝いに開けよう。

 お酒は好きだけど、銘柄には全く拘らない。
 美味しい気分の時に飲んだら、余程不味いものでない限り、美味しいから>製造者には悪いが大雑把

 その逆に、私にとって、辛い時に飲んでも幸せになれるお酒があるとすれば、「良いお酒」というより、「甘いお酒」

 お子ちゃまだから、そういう時には、デザートワインの類を飲んでいるような気がする。

+ 最近、仕事上の人間関係で、とても落ち込んでいる。

 私はちょっとトロいので、周囲で地震や革命が起こった場合、気付くと一番損な役割になっていたり、一人はぐれてしまったり、イヤなものを押しつけられていたり、今まで築き上げて来たものを、奪われてしまってたりする。

 長い目で見ると正直者故にかなり得もしているし、火事場泥棒で成り上がった人達は、みんな長続きしていない。だからそれは分かっているのだけど。でも、きっと私という人間は、傍目にはとても無様で、その「いっぱいいっぱいなキャラ」は、これから歳を取るにつれ難しくなるのだろうなと憂鬱にもなる。何より、現在喉元真っ最中、とてもしんどい。

 多分、私は見るからに弱そうなんだろうな。
 だから、みんな当然のように上を踏んでいっちゃうんだろうな。

 とか書きつつ。もしかして私、人望がないだけ?(汗)

+ 殺人症候群【貫井徳郎】★★☆☆☆

 んーーーー。
  あんまり考えず読んでいたら、最後の方で登場人物のフルネームが出て来た時、「やられた!」と思った。この辺、一票。


 少年法によって守られている加害者。責任能力がなく、裁かれなかった精神異常の加害者。それらの晴らせぬ恨みを晴らす職業殺人者。自分の息子に臓器移植をさせる為に、ドナーカードを持つ者を殺めてゆく殺人者。などなど。

 色んな種類の「殺人者」が出て来る。
 読んでいるうちに、頭の中で、「許せない動機ランキング」が出来ていたり、殺人者達の中で、更に「良いもの」「悪もの」に分けている自分に違和感を抱き、「ああ、そういうテーマなのか」と思う。

 2000年の本だから、14歳少年犯罪の流行った頃の本と言うわけでもないらしい。

 失踪症候群 誘拐症候群と姉妹本があるのね。
 あらら。でもAmazonの検索にひっかからないわ。

+ NeverLand/6番目の小夜子/光の帝国【恩田陸】★★★★☆

 趣味の問題もあるのだろう。
 NeverLandは、思わず息を止めて読んでしまった。
  「北海道 寮制の男子校 冬休み 帰省しなかった3人の男子生徒+1」
・・・・・・すみませんシチュエーション負けしましただって好きなんだもん。

 思春期物は、基本的に好きだ。男子校物の方が異性の分、「物語」として綺麗事で見れるのだろう(女性物では、村上龍のラブ&ポップも好きだったけど)


 6番目の小夜子 は、私の中では、この3冊中、3位。話の骨組みは分かるのだけど、ついつい「そう上手くいくかな」と思ってしまうのだ。それでもこの人の書く若い子は、好き。

 光の帝国 は正直ピンと来なかったけど(一冊の本としての完成度も、どうかと思う)、最後の章の、律というセロリストの言葉が気に入って、泣いてしまった。

以下引用
 「音楽にすれば全てが美しいって。憎しみも嫉妬も軽蔑も、どんなに醜いおぞましい感情でも、それを音楽で表現すればそれは芸術だからって。だから音楽はどんな時でも味方なんだって。武器なんだって。心変わりしない。浮気もしない。居なくなったり死んだりしない。そのへんの男よりよっぽど頼りになる。君は世界一の味方を手放そうっての?君の頭の中にあるのは、それを手放すに値するだけのものなの?」

 これも好みの問題。この手の力業の【肯定】は、大好きなのである。

↓相変わらず「いっちゃえ!!」

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+ 走らなあかん、夜明けまで/涙はふくな、氷るまで【大沢在昌】 ★☆☆☆☆

 本については、定期的にAmazonで大量買いをする。

 大量買いの目安は、普段から気になっていた本、好きなサイトでオススメされていた本などなど。
 この本は、さとなお.comで、紹介されていたのだと思う。
        ↑好き。

 前者は東京生まれ東京育ちの主人公が、初めてくる大阪で、ひょんな事から大阪ヤクザを相手に戦わなければいけなくなり・・・・・というお話。
 後者は舞台が北海道で、対ロシアマフィア。

 んで。一個人の感想。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハードボイルドの面白さが、分からねぇ。

 そもそも位置づけするものでもないんだろうとは思うけど、
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハードボイルドの位置づけも、分からねぇ。

 いっそジュブナイルと同じ位置だよと誰かが明言してくれれば、スッキリするのだが。
        ↑以前、宮部みゆきを読んだ時と、同じような感想。
 

+ ハウス名作劇場:赤毛のアン ★★★★☆

 観るとはなしに、何となくGET出来てしまったので、部屋の掃除がてらにパソつけっぱで。
 それでも途中からは、掃除の手も止まり、妙にピュアな気持ちになってしまった。

 マリラやレイチェルさんが昔からの友達みたいに懐かしかった。
 子供の頃はアンの長広舌と無防備さにイライラして、観れたものじゃなかった。寧ろ、本の方のファンで。
 
 子供の頃に読んだ本だからか、ココロの故郷というか、自分のものの考え方の基礎になってしまっている。アニメ版を観ていてさえ、凄く安心する。共感する。
 善良さだとか、前向きさだとか、あの強烈な個性を以てして、「それで良いんだよ」と言っちゃってる話の展開とか。子供の頃の最初の指針は、「ああ在るべし」だったのかも知れない。
 多分、私は「なりそこないのアン・シャーリー」。

 若草物語だとか、パレアナブックスだとか、モンゴメリは、私の世代からしても古い考え方だと思う。今、初めてこれを観ていたなら、宗教か、宇宙語に聞こえるかも知れない。

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 モンゴメリとゆーーーと、似たシチュエーションで、想像力に富んだ頭の良い女の子が活躍するシリーズを、いくつか書いている。
 最後はみんな、「美人でもなく、従来の従順な理想的な女性でもない」主人公が、その個性でマドンナ的存在になるのだが・・・・・・・・何とそのうちの一人は「東洋の日本とかいう国から来たプリンスでさえも、求婚にやってくる」のである。
 あの時代、日本ッてのは、そんな扱いだったのか??

↓imgタグ使えないのねもーいーやこのままいっちゃえ。

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+ ずっと何年間も好きなのである。【幻想水滸伝】

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 先入観なしで、初めて1をやった時、途中から「とても良いゲームをやっているんじゃないか私」と思い、噛みしめるようにプレイした。
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 すぐに2を買いに行き、頭上数メートルまでハマった。
 無駄のないストーリーラインに魅せられ、話の辻褄が合い、登場人物達の運命が動く度、涙が出た。
 108人以上の主要人物が話す度、語られる度、色んな想像(妄想とも呼び)が膨らむ。
 小説は疎か、こんなゲームは初めてだった。
 キャラデザ担当が代わってしまい、前作に比べて顔的には少し面白味が感じられなくなっていたが、全体的に美形度がUPしたので、それもOK。←フッチやテンプルトンなんか特に。
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 3は、辛かった。
 話的に辛かったのではなく、私的に駄作だったからだ。
 反してゲーム雑誌の評価は高く、ゲーム雑誌の評価一般に不信感を持った。
  どこが幻水やねん
          と。
 神を殺すだとか、人間は創造者に愚弄されてるだとか、永遠の命の苦しみ だとか「アンタは誰やねん」と。
  アレは私には、ルックには見えなかった。多分スクウェアあたりから間違って紛れ込んで来ちゃったんだと思う。
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 そして4。
 ポリゴンだったからか、ヨン様に感情移入出来なかったものの。坊ちゃんや、2主の気持ちなら、痛いほど伝わったのに。

 海での移動が、単調で詰まらなかったものの。
 町の扉の殆どが開かなかったものの。
 もういい加減にドット絵に戻そうよと思ったものの。
 ロリ系ゲーム要員の声が同性には辛かったものの。
 声優さんが全般的に舞台喋りで、素人臭かったものの。

 スノウのダメっぷりと、アルドの存在で、私の中では3の汚名挽回。
 幻水のテーマの「地方戦争っぷり」と、「許し」とゆーのも健在で。

 ワタシが幻水に求めてるものって、それぞれの信念だとか過去を持った人達が一つ所に集まって、歩み寄ったり、気遣ったり影響を受けたりするサマが見たいだけなのかねぇ。

 スノウの存在は、良かったよ。
 「自分の実力のなさを認める事が出来ず、自己正当化しながら逆恨みしながら歪んでいく」っていうのは、良くあること。
 ましてや金持ちのボンボンで、当然のように与えられるものが多かった。
 彼の実力で持てる以上のものまで、持たせて貰っていた。それは人によっては不幸な事。
 学生時代はソレでも良かったんだけどね。
 このキャラを描いたコナミさんに一票。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さ、そろそろ仕事始めないと。


メーカー: コナミ
タイトル: 幻想水滸伝IV 通常版
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